我が子をどのように見ていますか。幼い子どもへの接し方について

スピリチュアルレッスン

子どもとの暮らしで、自分の人生を生き直す

子どもはあなたの偉大な先生です

生まれたばかりの赤ちゃんは、立つことも話すこともできません。

敏感な子どもの場合、眠ることすら、ひとりではできない子もいます。

赤ちゃんが生きるためにはミルクを与えてもらわなければならず、

おむつも誰かに替えてもらわなくてはなりません。

守るべき小さな命、そのように、よく表現されています。

 
しかしだからといって、彼ら(彼女ら)が、弱くちっぽけで力のない存在だと言えるでしょうか?

むしろその逆、わたしたちにとって、小さな身体の偉大な先生であると言えます。

 
魂の年齢は肉体の年齢とは全く比例していません。

また、胎内記憶や、中間世記憶といった言葉をご存知でしょうか。

子どもたちは、親を選んで生まれてくるという話です。

生まれてくる前の準備段階、肉体を持つ前のわたしたちは、地上で暮らす人々の様子や、各々の魂の光、使命を見ることができます。

地上で苦労して生きている大人たちの姿を見て、力になりたい、助けになりたいという思いから、子どもたちは親を選んでやってくるのです。

 
肉体に宿る前、彼らは自由でパワフルな存在ですから、自信を持ってやってきます。
 
きっとわたしは、自分で選んだ両親の助けになれるはずだと。
 
両親が忘れてしまっている、大切なことを教えてあげられるはずだと。
 
わくわくと胸を踊らせながら、地上に降りてくるのです。
 
 
 
(あなたもそうやって、降りてきたのではないでしょうか・・・?)
 
赤ちゃんは生まれてくる前から、絶対的に両親を愛し、支えたいという思いを持ってやってきます。

 

生まれてみたら、予想以上のハードモード

親の助けになれることを、楽しみに生まれてきた子どもたち(わたしたち)ですが、

いざ生まれてみると、何もできない、言葉も話せない赤ちゃんの肉体です。

そして多くの両親は、「なにもできない赤ちゃん」として子どもたちを扱います。

愛情をかけて手をかけてあげることは、とても大切なことです。

が、実はそこで人知れず傷ついている子どもたちがいることを、知っていてほしいのです。

 
彼ら(彼女ら)は、どんなに身体が小さくて弱くても、魂の意志を持っています。

両親を笑顔にしてあげたい、世界の役に立ちたい。

そういう思いと共に、自分自身が尊重されることも当たり前だと思っています。

 
「なにもできない、何も知らない赤ちゃん」として扱われること、

いわゆる「子ども扱い」に、子どもたちの潜在意識が大きなショックを受けているのです。

 
そして、自我の芽生えとともに、今度は「しつけ」という名の支配とコントロールが始まります。

「正しさ」を基準とした教育が始まります。

 
すると、わくわくと胸を躍らせながらやってきた感覚(次元の高い魂の波動)は、だんだんと失われていき、地球での生活に馴染むことで、いつしか自分自身そのものであったはずの魂意識とは繋がれなくなってしまいます。

 
ミイラ取りがミイラになる、ということわざが、まさにぴったりです。

 
生まれてくる前に「助けてあげたい」と願った両親の姿のように。

いつしか子どもたち自身がこの地球の持つ低い波動に馴染んでしまい、生きることに制限をかけ困難を感じながら、大人になっていきます。

 
わたしたちはこれまで、そのように繰り返してやってきました。

「何でもできる」「なんでも識っている」そのような魂意識からみると、

この地球での人生というのは「想像以上のハードモード」です。

何しろ、『生まれる前のことは忘れる』という地上ルールが、非常に強力なものだからです。

 

幼い子どもは、あなた自身のブロックを体現してくれます

子どもを見ているとイライラする、尋常ではないほど頭にくる。

日常でそういったことはありませんか?

わたしは、しょっちゅうありました。

 
それは、子どもが見事に、親の鏡となってくれているからです。

親が「見たくない」と蓋をしてきた部分を、目の前でわざわざ大きく広げて見せてくれる、

それが子どもたちなのです。

 
 
子どもがイライラして荒っぽくなっているときは、私自身の内側に何かしらの不調和が出てきている時です。(だから余計に腹が立つのですが・・・笑)

自分の内側をメンテナンスする、わたしが自分の軸を取り戻して、「今ここ」に意識が戻った時、

子どもたちはすっかり落ち着いて、くつろいだ表情を見せてくれます。

子どもの気が立っているときの多くが、親であるあなたが自分の内面を整えるべき時だ、と教えてくれているのです。

 
また、こどもたちの子どもらしい振る舞いや、わがままさが許せない時。

そんなときは、あなたの中の「子どものあなた」(インナーチャイルド)が、

「うらやましい!あなたたちばっかり、許せない!!」と叫んでいます。

自分には許してもらえなかった、叶わなかった、抑圧された思いが怒りに変わって吹き出しているのです。

 
怒りの渦中ではなかなか気づけないものですが、一呼吸おいてからでも、そのように考えてみてください。

そしてどうか親自身が、自分の痛みを癒すように心がけてみてください。

またできるなら子どもと一緒に、あなた自身にも「こどもらしい振る舞い」や「わがまま」を許してあげてください。

「こんなことしちゃダメでしょう」の制限を外して。

「こうあるべき」の考え方も脇に置いておいて。

子どもと一緒に、「子どもらしさ」をやり直してみるのです。

大声で笑い、大声で叫び、思い切り甘え、思い切り遊び、「今」に集中するのです。
 
 
あなたが子供の頃にやりたくてもできなかったこと、

それは、今ならできるのです。

自分自身が親として、それを許すことができさえすれば。
 
 
子どもたちは、あなたへ「無条件の愛」と「わくわくする気持ち」(=魂の次元に近い、高い波動)を思い出させてくれる、先生です。

子どもだけでなく、動物たちも同じです。

 
生きるための条件なんて、なにも必要ないよ。
 
あなたはただ、「今のまま」「愛そのもの」でいれば良いんだよ。
 
全身でそのように教えてくれています。
 

子どもとの生活で、たくさんの制限を外せます

子どもがいることで、母親は多くのことを制限されるように感じるかもしれませんし、

実際、自分だけの自由な時間というのは減るでしょう。

しかし、ほんとうの意味で、しっかり子どもと向き合おうとするならば、

あなたが子どもの頃から積み重ねてきた、あなた自身の人生を縛っている「制限」をどんどん外していくことができるのです。

それが、「子どもとの暮らしで、自分の人生を生き直す」ということです。

自らに課した制限を、子どもとの生活の中で気づき、手放すことで、

あなた自身がより自由で、より豊かな人生を生きることができるようになるのです。

どうかその過程を、楽しんでください!

 

まとめ

子どもを心配するのではなく、子どもを信頼してください。

力のある存在として、子どもの魂の光を見ようとしてください。

両親をサポートしようとやってきてくれた、愛ある存在として、敬意を払ってください。

 
自分のこども達はもう大きく育ってしまった、という場合にも、手遅れということはありません。

今日からそのようにすればよいだけです。

あなたの見方が変わると、子どもも大きく変わります。

あなたに対しての「役割」を演じる必要がなくなるからです。

 
幼い子どもは危ないこともたくさんします。地上での暮らし方を知らないからです。

(地球で生まれた経験のない魂も、いまは多く生まれてきているようです)

ですから、先にやってきたわたしたちが、知っていること、必要なことを教えてあげる。

ただそれだけで良いのだと思います。

 
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

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