大切なサイン、どうかあなた自身が受け取ってください
感情と痛み、見ないふりをしていませんか
もういい年の大人なんだから・・。と、自分の中から湧き上がる感情に蓋をして、なかったことにしていませんか。
周りの雰囲気を壊さないように。
両親や子どもたち、大切な家族に心配をかけないように。
できるだけ笑顔で、周りからいい人と見られるように。
「見ないふりって何?怒りを抑えるとか、理性的に振る舞うことは別に普通のことでしょう。」
「痛みは薬で抑えるものでしょう。だってそうしなければ、仕事にならないじゃない。」
そうなんです、自分ではもう当たり前の習慣になっているので、なかなか気づくことができません。
だからこそ、少しゆっくり振り返ってみてほしいと思うのです。
痛みは抑えるもの?
忙しい現代人です。日常生活を滞りなく送るために、少々の痛みに構ってなんかいられない。
そういって、鎮痛剤で痛みをやわらげ、風邪薬で症状を抑え、仕事に向かう。それが当たり前の時代です。
でも、よくよく考えてみてほしい。
あなたの肉体より、命より、大切だと言える仕事でしょうか?
「仕事は大事」はわかります。
でも、もっともっと大切な、尊重すべき「あなたの心と身体」です。
大切なあなた自身のことを、あまりにも軽んじてはいないでしょうか?
あなたのガイドがそのことをあなたに伝えたいがために、今、あなたはこのページを開いているのかもしれません。
痛みや痒み、何らかの症状が出るからには、何かしらの「原因」が必ずある。そのことを知っていただきたいのです。
痛みだけに目を向けるのではなく、必ずあるはずの「原因」について
少しだけでも、目を向けてみてほしいのです。
「痛み」は身体からのSOS!信号であり、「感情」はあなたの心の底にあるものを気づかせてくれる、大切なサインです。
人間の肉体は素晴らしい!
医学の進歩により、現代の平均寿命は80歳を超えました。では、たとえば、江戸時代ではどうだったのでしょうか?
江戸時代の平均寿命は、40歳前後。
ただしその平均寿命の低さは、新生児や乳幼児のうちに亡くなる人が多かったことが大きな要因です。
医学がそれほど進んでいなかった江戸時代でも、実は70歳、80歳まで幕臣として活躍していた武士も多く、
浮世絵で有名な葛飾北斎は、90歳まで生き、生涯の幕を下ろしているようです。(※インターネット調べ。間違っていたらごめんなさい)
わたしが一体、何を言いたいのかと申しますと・・・
人間の肉体は、ほぼノー・メンテナンス(無医薬)でも80年機能することができる、まるで奇跡のように素晴らしいものだ! ということです。
成長のあとは老衰し、やがて寿命を迎える、そういったしくみも含めて、惚れ惚れするほど完璧だなと思うのです。
生まれ持っての病気や特性などがあることも確かです。
が、人の心と同じように、人の肉体にも個性があるということが、逆にその素晴らしさを表しているように思えるのです。
不完全であること、それにより、わたしたちには他者との関わりが重要なものとなる。そしてその関わりの中でたくさんの体験をし、学びを深めることができる。
そういった意味での、完璧です。
さて、大量生産されたロボットではない、「わたしのため」の世界に一つだけの身体。
魂意識であったわたしたちが、この世を生きていくための容れ物として、これが最高だ!と感じた肉体を、各々が選んで両親から授かり、生まれて来たのではないかと思います。
そんなあなた自身の肉体の完璧さを、あなたはこれまでに
すばらしい!!と称賛したことはありますか?
キーボードを叩く指が思い通りに動くこと。
生きるためのエネルギーを生み出す消化機能、
何より寝ている間も止まらず機能している、心臓や呼吸器官!!
健康な時には思いもよらないものですが、このように考え出すと、感動が止まりません。
「すごい!えらいよ!自分の身体!!」
たまにはそんなふうに、自分で褒めたたえてみてはどうでしょうか。
細胞が喜び、少しだけ若返っちゃうなんてことが・・あると良いですね!笑
(きっと、そんなこともあると思いますよ。)
そのサイン、あなた自身が受け取ることが大切です
完璧なわたしたちの肉体がもつSOS信号の機能、それが「痛み」です。そのSOS信号は誰に向けられたものか?
もちろん、この肉体の持ち主である、あなた自身に対してです。
痛みを受け取ることができるのは、あなただけ。
お医者さんは症状を見てくれますが、痛みを引き受けてはくれませんよね?
その声を聞こうとせずに、「痛い」⇒「鎮痛剤」。「気持ち悪い」⇒「対症療法」。
対処としては良いと思うのです。
ただ、医者じゃないからわからない、と言って、身体の声を丸っと無視して、自分では見なかったことにする。痛みだけなんとかなれば、OKとしてしまう。
わたしは、そのことが問題だと感じます。
サインを無視し続けたから。最終的に「原因」が更に悪化して病院に担ぎ込まれる、というパターンもあるのではないでしょうか。
または、「原因」が病院では見つからない、というケースもありますね。
それは、今の医学では解明できないところでの「原因」があるのかもしれません。
あなたの完璧な肉体が、原因なしに信号を送り続けるというエラーを起こすでしょうか?
答えはNO、だと思います。あなたが今、向き合うべきことがあるよ、という、サインだと思うのです。
それは、心の問題かもしれないし、生活パターンの改善が必要なのかもしれない。またはもしかしたら、潜在意識に凝り固まっている固定観念が引き起こしているのかもしれない。もしくはまだ見つかっていないけれど、肉体的な病変がこれから出てくるかもしれない。
いろいろな可能性を考えて、真摯に向き合って見てほしいと思うのです。
頭でいくら考えても、わからないかもしれません。
でも、それでも向き合おうとしてみてください。
できれば自分自身への愛と尊敬をもって。
その向き合おうという姿勢が、あなたのアンテナを育てます。
直感というひらめきや、現実に起こるシンクロニシティを通して、あなたに答えをもたらすようになってきます。
「とにかくまずは、ゆっくり休んで。」
痛みのサインを受け取ったら。
このくらい我慢できる、という程度だったとしても、
『わたしの身体が、「休むこと」で快復を図ろうとしているのかもしれないな。』
まずはそんな風に受け止めてみてください。
「自然治癒力」という、これまた奇跡のような力も備えている、あなたの肉体なのですから。
自然治癒に充分なエネルギーを使うためには、人間活動を少し制限する必要があるのかもしれません。
そう考えて、あなた自身のために、勇気を出して・・・
まずはゆっくり休みを取る、という選択をしてみてください。
※もちろん、強い痛みや重い症状があるときは、迷わず医療機関を受診してくださいね!
どうかあなたの肉体の素晴らしさを知り、信頼してください。
「ネガティブな感情」だって、ギフトです
イライラする、うらやましい、くやしい、恥ずかしい・・感情に飲み込まれて、居ても立っても居られない。
そんな時もあります。だって人間だもの。
キラキラ言葉、ポジティブ思考。そのほうが心地よいのも人間ですが、
ネガティブ感情だってどうしたって出てきます。
それを否定して、無理やりポジティブに持っていこうとしなくて良いです。
こんなのは良くない、抑えなきゃ、と、ネガティブ感情を嫌えば嫌うほど、
その感情の波から抜け出せなくなってしまうものだからです。
イライライライラ!!!そんな波が来たときには、
イライラしているあなたを観察する視点をもって、心のなかで実況してみることをお勧めします。
『おーーーー、わたし今、ものっすごく怒ってんなーーーー!!』
『きたきたきたー!わたしの噴火警戒レベルが5まであがってしまったぁー!これはもう、子どもたちは即刻避難が必要だァー!』
…少しだけふざけました。すみません。笑
怒りの感情が出てきたことを、自分自身で「認める」「受け止める」。
それさえできれば、比較的早くに怒り(感情)の波は通り抜けていくものです。
「わたしは今、悔しいと思っている」「ああ、わたしは今、悲しいと思っている」
そんなふうに、モヤッとした感情の中にいる自分自身を眺めるだけで良いです。
そしてその波が去ったら、内観のチャンスです。
ネガティブ感情の奥には、「あなたにとって見つけるべき大切な何か」が隠れています。
なぜ、こんなにも腹が立ったのだろう?
自分へのそんな問いかけをきっかけに、あなたが知らず識らずのうちに抱えてきた思いこみや、
その奥の奥にある、あなた自身の愛の光。
そういったものに出会っていってほしいのです。
ネガティブを嫌わないでください。ネガティブはサインであり、あなた自身の神聖さと出会うきっかけをつくってくれる、ギフトであることを知ってください。
まとめ
痛みやネガティブな感情は、すぐに打ち消したくなるものです。が、それらをサインとして(またはギフトとして)受け取ることができたなら、
あなた自身の素晴らしさともっともっと出会っていける。
自分自身への信頼を高めていくことができる。
わたしはそんなふうに感じています。
では最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたが素晴らしい自分自身の魂と出会い、
人生を力強く創造していかれることを、心よりお祈りしております
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