その現実、あなたが創っています
世界のすべての人達が、各々の「わたしの世界」を生きている
あなたが直面している現実は、あなたが生み出したあなただけの世界です。そう言われると、嫌な気持ちになる人もいるかもしれません。
「こんな現実、創り出した覚えはない!」
「こんなに真面目に頑張っているのに、私の何が悪いっていうの?!」
そんなふうに思った方は特に、騙されたと思って読み進めてみてください。
はじめに言っておきます。あなたが「悪い」なんていうことは、これっぽっちもありません。
あなたの現実が作られたその仕組みを、お話してみたいと思います。
「現実」はこのようにできている
まず、人の意識には二種類あることを知ってください。顕在意識(けんざいいしき)と、潜在意識(せんざいいしき)です。
顕在意識(けんざい いしき)とは
顕在意識(けんざいいしき)、表層意識(ひょうそういしき)などと呼ばれる部分、ここはわたしたちが普段使っている意識です。「気持ち」「思い」「心」「考え」「意図」など
自分で感じることのできる、心の領域のことを言います。
潜在意識(せんざい いしき)とは
潜在意識というのは、なかなか自分では感知することのできない、心の奥底の領域のことです。いわゆる「無意識」の領域です。
顕在意識が3%に対して、潜在意識が97%などと言われますが、
わたしは個人的に、この無意識領域はもっともっと膨大なものだと考えています。
顕在意識と潜在意識のあり方は、海に浮かんでいる氷山に例えられることが多いです。
海の上にちょこんと出ている部分が顕在意識。
海の下に大きく広がっているのが潜在意識です。
現実化のしくみとは?
例え話をします。顕在意識で「お金がほしい」と願ったとしますね。「神さま!わたしはお金がほしいのです、どうかよろしくお願いします!」(パンパン)
するとその思考に対して、あなた自身の潜在意識(無意識下)では、こういう意識が働き、強く力を持つことになります。
「今はお金がない」「今、お金が足りないんだ」
すると、どうでしょう!
97%の潜在意識の「お金が足りない」と、3%の顕在意識の「お金がほしい」が見事に現実化されることになるのです。
現れるのは、「お金がほしい!と思い続けながら、お金が足りていない現実」だということです。
寸分の狂いもないことがおわかりになりますでしょうか?
(イラストは「いらすとや」さんからお借りしました。ありがとうございます)
更に、無意識下で、あなたのお金に対する思い込みやネガティブな価値観(お金は汚い、善人はお金に執着しない)などがあるとしたら、更にお金とは縁遠い現実が現れてくることになりますね。
「お金が好きだなんて、恥ずかしいから言うんじゃないよ!」
そんなふうに子どもの頃に親から言われたことが、そのまま自分の観念として根付いている場合も多くあります。
あなたが豊かさを受け取ることを阻む、ブロックとなっています。
現実を変えるには、潜在意識へのアプローチが重要です
望まない、悪い状況の現実が目の前に広がっている。それは、あなたが「悪い」ということではありません。
あなたの潜在意識にある、不調和や思い、「こうあるべき」といった固定観念、そういったものが現実として映し出されている。ただ、それだけのことなのです。
あなたの人生の創造主は、ほかの誰でもない、あなた自身なのです。
さて、そこまで知ったあなたは、選ぶことができます。
このまま、現実に振り回されて、怒りと絶望で過ごすのか?
または、自分自身と向き合い、現実を創っていく意識に立つのか?
現実を創っていくことを選んだならば、もうひとつ知っていただきたいことがあります。
潜在意識の更に奥、そこには、あなたの魂意識である<超意識>が光り輝いているのです。
それはすべてを知っている、そしてすべてと繋がっている、愛と光の意識、神の意識です。
わたしも、あなたも、あなたの隣りにいる人も、実はすべての人がその意識と繋がっているのですが、
ここでは、そういった概念があるということだけ、知っておいていただきたいと思います。
さて、自分自身と向き合い、現実を創っていくと決めたあなたに、潜在意識へのアプローチの方法をお伝えしたいと思います。
1.自分自身を見つめる
2.自分が持っている、思い込みや固定観念に気がつく
はい、以上となります。笑
ただ「気がつく」、それだけで、潜在意識下に沈んでいた固定観念を手放すことになり、
この固定観念が創り出していた現実が変わることになります。
簡単でしょう?
コツがあります。できるだけ、自分のことを客観的にみることです。
そして捕まえたものを、どんどん深堀りしていくのです。
これは「内観(ないかん)」と言われているものです。
今考えている「思考」について、「ああ、わたしはこんな風に考えているんだ」と客観的にとらえてみてください。
あなたがこのページにたどり着く前には、どんな思いをいだいていたでしょうか?
「内観」のやりかた
コツをつかむまでは、すこし難しいかもしれません。でも慣れればどんどんできるようになります。
感情的になっている自分に気がつくこと、まずはそこからです。
「あ、わたし今、怒っているな・・」
そんなふうに、この怒っている自分自身を観察する、もうひとつの自分の視点を持つのです。
その観察する方の自分が一段高い視点から、怒っている自分に対して質問をしていく形になります。
「どうして怒っているのか?」⇒「だってこんなに忙しいのに、誰も手伝ってくれない!みんな好き勝手にゲームをしたり、わたしばっかりに家事を押し付けて、もう疲れちゃってやっていられないよ!」
思考は感情的にしゃべります。べらべらべらべらと、話し続けます。好きなだけ話して良いです。
でももうひとりの観察する自分は、そんな自分をただ眺めて、受け止めます。
「うん、うん、そうか。「私」はそう思っているのか。」
そして、その思考に対して客観的に感じたことを、自分に投げかけていくのです。
コツを早く掴むために、ノートなどに書き出すことも有効です。
書いたものを眺める、という視点が、客観的に観察する自分を確立しやすくしてくれます。
「そういえば、「私」は同じような状況を何度も経験している。」
などと気がつくかもしれません。
眺めている自分は、「じゃあ、本当の私はどうしたかったの?」「この気持ちの裏にある自分の本音は」「自分の中にある思い込みや価値観とはどんなものだろう?」そういう視点で、冷静に聞いていきます。
「じゃあ、本当はどうしたかったの?」
⇒「みんなに私の大変さをわかってほしい。わたしだってのんびり休みたい。」
「休みたい、という本音が出てきた。休みたいなら休めば良いのに、休めない理由って何?」
「みんなに大変さをわからせるために、忙しく働いているの?それはなぜ?」
⇒「だって私がやらないと、家中がごちゃごちゃになって居心地が悪いもの。来客にも恥ずかしいし。」
「私がやらないと、と思う理由は何?家族全員で協力しあっても良いのでは?」
⇒「だって私が母親だから。それにみんな協力してくれないし。」
「母親はこうあるべき、という「思い込み」が潜んでいるようだ。どんな思い込みだろう?」
「みんな協力してくれない、その現実を見せている原因が、潜在意識にあるはずだ。どんな価値観を持っているのだろう?」
⇒「!!」「家事は母がやるものだ」っていう価値観を持っていたかもしれない。《気づき》
「自分自身が潜在意識でそう思い込んでいたから、協力者が現われるわけがないよね」
⇒「炊事洗濯仕事、毎日完璧に終わらせなければならない、と思ってた」《気づき》
「完璧にやらなきゃいけない、その価値観が自分を追い詰めて、怒りに変わっていたんだね」
⇒「そうだ。母がのんびり休んじゃいけないと思ってたかも。」
「なぜか?誰でも疲れたら休んだほうがいいのでは?」
⇒「!!」「家事が残っているのに休む、と考えると、罪悪感が出てくる」《気づき》
「その罪悪感はいらないよね。休みたい時にやすめばいい。完璧主義をやめたらいい。」
⇒「!!」「そうだ、自分が持っている「休むことの罪悪感」を、ゆっくり過ごしている家族にも押し付けようとしていたのかも!ずるい、って思って、怒っていた」《気づき》
「わたしは本当は、どう在りたい?」
⇒わたしは、幸せな気持ちで家族とのんびり過ごしたい。
⇒ああ、そうだった。家族がそれぞれのんびり過ごせていることは、わたしにとって、本当は幸せなことだった!!《気づき》
⇒わたしがわたしのために、ゆっくり休む時間を持とう。(←過去からの惰性ではない、今から始める新しい現実の第一歩)
ここまで出てきた《気づき》の分だけ、潜在意識にある「古い価値観」「不要な価値観」を手放すことができました。
この手放しにより、今からのあなた自身の行動パターンが、古い価値観にしばられないものになります。
また、古い価値観がこれまで創り出してきた現実がもう現れなくなり、あなたの「本来こう在りたかった!」という生き方を始めることができるようになるのです。
方法は、ほかにもたくさんあります
もし、難しくてできないよ・・・と思ったとしても諦めないでください。笑大丈夫です、ほかにも、潜在意識にアプローチする方法はたくさんあります。
人それぞれ、自分にあったやり方がありますので、いろいろと試してみることをお勧めします。
■ホ・オポノポノ
■催眠療法(ヒプノセラピー)
■「ブロック解除」(様々な方法があるようです。)
■並木良和さんの「統合」
などなど・・・自分にあった方法を探してみると良いと思います。
自分の直感を使い、「この人!」と思うカウンセラーさんやセラピストを探してみても良いですね。
その場合に大切なのは、あなた自身がしっかり、自分と向き合おうとする姿勢です。
カウンセラーやセラピストが、あなたをすっかり変えてくれる、ということは絶対にありません。
あくまで向き合うのは自分。あなたの世界を変えられるのは、あなたの世界の創造主であるあなただけ、なのです。
カウンセラーさんやセラピストさんには、そのお手伝いをしていただくと考えましょう。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたがご自身の美しい魂と出会い、
この先の人生を力強く創造していかれることを、心よりお祈りしております。
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